緑豊な住宅地に囲まれた、多摩地区唯一の商業高校の建替え計画であり、仮設校舎を用いず、Ⅲ期の工事に渡って老朽化した校舎を建替えていく計画である。 校内にあった最も大きな桜の木を残し、これに面して昇降口や視聴覚ホールを配置している。さらに校舎棟と体育施設棟の間には、校門から校庭に繋がる緑豊なプロムナードを設けて地域の新たな景観を育み、正門側に向けて緩やかに反った白い壁は自然の風の柔らかさや、清潔感のある新たな学校の顔をつくりだすことを意図している。省エネ性能としては高規格な「省エネ東京仕様」に従い、高い環境性能が確保されている。