半田市庁舎

愛知県半田市
半田市庁舎

「現代の蔵」半田の歴史や文化を継承し、街を元気にする市庁舎

プロジェクトのテーマは『半田の歴史や文化を継承し、街を元気にする市庁舎』。運河沿いに醸造蔵が建ち並ぶ歴史的な風景が印象的な半田市にふさわしく、庁舎を「現代の蔵」と位置付けた計画コンセプトで設計を進めた。 外観は醸造蔵と調和する黒系で、西日を遮るテラコッタルーバーは、醸造蔵に見られるヨロイ壁や大和塀のような陰影のある表情をつくりだしている。このルーバーや外壁のタイル、舗装面のレンガや瓦など、知多半島の地場産業である焼物素材の採用に配慮している。外構も沿道に対して植栽プロムナード「緑の運河」を設け、街への潤いとアメニティをつくり、景観と風土、バリアフリーに配慮した計画としている。 建物は階による明快なゾーニング・動線を構成し、プランも両端コアの柱が少ないオープンフロアで、市民窓口や執務エリアをフレキシブルかつ効率的に配置している。 今後発生が懸念される南海トラフ巨大地震への対応では、免震構造(画期的な「接続型スイッチダンパー」を共同開発)を採用し、津波や台風による高潮の浸水に備えて計画床レベルを上げるなど、災害対策拠点、緊急避難施設として機能する備えを施している。 1階に設けた市民ロビーは、半田の魅力を伝え、市民のコミュニケーションスペースになると同時に、床下の免震装置を覗くことができるなど、防災意識の啓蒙にも役立てている。

カテゴリー
庁舎・官公庁
ソリューション
環境建築
安心・安全な建物を提供
第49回 SDA賞 入選*
第17回 日本免震構造協会賞2016技術賞
*プロジェクト関係者より応募
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作品概要

建築主
半田市
所在地
愛知県半田市
構造
S造一部RC、SRC造
階数
地上5階
延べ面積
15,181m²
竣工
2014年12月
主要用途
庁舎
撮影
トロロスタジオ 谷川ヒロシ
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