分け隔てなく仕事ができる
やわらかな雰囲気の職場

松島 忍
設計部 2014年入社
工学部都市工学科

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BIMに早くから力を入れていたことが、転職の決め手に

子どもの頃の夢は何でしたか?

夢はアインシュタイン博士やホーキング博士のようになりたくて、高校から大学入学する頃までは、宇宙理論物理学者を目指していました。ただ、ずば抜けた"天才"といわれるひとたちが多くいる世界だったので、物理学者が難しければ、建築の道に進もうと思っていました。祖父が工務店を経営していて、大工さんたちが家の前の作業小屋で仕事しているのを見て育ち、よく現場にも連れて行ってもらったことが、原風景としてあったのだと思います。
大学で専攻したのは都市計画で、都市をデザインするプロセスや合意形成の方法論を学びました。建物の設計というよりは街区、あるいは都市というスケールで見るように計画単位が大きく、それはそれでおもしろかったのですが、自分は細部への興味や関心が強いことに気づき、都市計画よりも建築に進もうと思い、大学卒業後、まずはアトリエ事務所に就職しました。アトリエ事務所に5年ほど在籍した後、1年間カナダのバンクーバーに滞在し、帰国後、個人事務所でインテリアや外構デザインの設計に携わり、当社に転職して3年ほど経ちます。

転職先はどのように検討しましたか?

アトリエ事務所では建物の設計に携わりましたが、その後インテリア、さらに家具と、どんどん細部のデザインへと向かいました。ただそこまで行くと、逆にもう少し大きいものをやりたいと思うようになって、組織事務所への転職を考え始めました。
転職先を検討する上で、決め手になったのはBIMです。当社は建築業界でも早くからBIMに力を入れていました。意匠設計やデザインは、その善し悪しが趣味嗜好で語られがちです。自分がよいと思うものを提案し、それを受け入れてもらうためには、デザイン+アルファの武器がなければ、今後、設計者として生き残るのは難しいのではないか。そう考えたとき、BIMはその武器になり得るだろうと、転職を決めました。

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想像を超えたものを提案し、価値を共有したい

入社後、どのような仕事を担当してきましたか?

最初に入ったのは、虎ノ門トラストタワーの計画チームです。基本設計、見積もり用の図面をまとめる段階から携わりましたが、大きな建物の仕様を、ある範囲は想定の上で具体的に図面にまとめなければいけなかったので、分かりやすくルール化してシステマティックにまとめることを心がけました。
2018年6月から2020年にかけて、順次完成していく石垣島のリゾートホテル、フサキリゾートヴィレッジは、今ある敷地の両サイドを開発し、客室棟やレストランの増築、プールの拡張などを行っています。このエリアは景観条例による制限の厳しい地域で、屋根の赤瓦の形状や、外壁の色などにも指定があるのですが、伝統的なデザインの特徴を活かしつつ、少しモダンな表現を試みました。
フサキ・リゾートは、端から端まで約1キロと敷地が広く、意匠設計の担当者も複数います。こうした大規模なプロジェクトの場合、関係者が多く調整しなければいけないことが多い反面、いろいろなデザインがあるほうが、施設としてのおもしろみが出てくるので、多くの関係者を上手くまとめることを自分の課題として、プロジェクト・マネージャーを補佐しています。

仕事のおもしろさ、やりがいはどんなときに感じますか?

設計のおもしろさは、自分が関わったものが具体的なかたちになるところですが、その前段階で、建築主の希望を少しずつ引き出しながら提案を重ねているので、"そういうものを求めていました"という反応が返ってくるのが、いちばん嬉しい瞬間です。いわれたことを絵にするのは誰でもできることなので、対話のなかで引き出した相手の意図を自分なりに解釈した上で、相手の想像を超えたものを提案する。それが受け入れられて、建物が完成した喜びを建築主と共有できたとき、おもしろさややりがいを感じます。

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新しいライフスタイルのあり方を提案したい

今後、どんな仕事をしてみたいですか?

新しいライフスタイルのあり方を社会に提案する、そんな仕事ができればと思っています。コワーキングやシェアオフィスという流れがあるように、会社の事務所で仕事をするという考え方、働き方は徐々に変わり始めています。今まで内在していた、そして徐々に表面化しつつある課題と向き合い、設計を通じて、これからの時代に合ったライフスタイルを後押しする。建築は、経済的な意味でも人に与えるインパクトが大きいので、社会を変える要因になることを意識して、新たな提案をしていきたいです。

オン・オフの切り替えはどのようにしていますか?

妻とおいしいお酒や料理を食べることですね。自宅で小さなアクアリウムをやっているので、週末はその手入れをしています。どんな水景をつくるか、考えるところから始まるアクアリウムは、凝り出すとキリがありませんが、短時間でできるものではなく、自分が意図した水景をつくることは、建築に通じる部分もある気がします。水の音を聞きながら魚や水草をボーッと眺めていると、癒されます。

入社希望者へのメッセージを

入社時に温かく迎えてもらえたように、新卒入社もキャリア入社も分け隔てなく仕事ができる、やわらかな雰囲気の職場です。建築設計事務所として、今後どう進むべきか、少し先の最善を目指している会社なので、自分がやりたいことを提案すれば、それを実現できる会社だと思います。

松島 忍04

関わっているプロジェクト:東京ワールドゲート(虎ノ門トラストタワー)
関わっているプロジェクト:東京ワールドゲート
(虎ノ門トラスト タワー)
⾃宅のアクアリウム
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休⽇は妻と外出
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